2024年10月7-11日
智異山縦走2泊3日、約31キロ歩きました。韓国は日帰り登山の山が多い中、智異山は数日間の縦走が楽しめます。智異山は山塊の名前で、最高峰は天王峰(チョナンボン)1915m。漢拏山(ハルラ山)に次いで、韓国で2番目に高い山です。
天候に恵まれ、韓国人の親切に助けられ、とてもいい思い出になりました。
前泊した釜山から登山口まではバスで2時間半。1日目はここから最高峰のチョナンボンを経由し、チャントモク待避所(日本から予約)まで歩きます。
1時間半ほど登ると、法界寺(ポッケサ)という由緒正しいお寺があります。
智異山の最高峰、チョナンボンに登頂!
今日の宿泊所はチャントモク待避所。標高1660mに位置し、定員は165人だそうです。オンドルが暖かい。
多くの登山客が外のテーブルで焼肉をしています。生肉を持って来ているようです。
「禁酒、禁煙」という標識があり、見渡すとみんな飲んでいるのはソフトドリンク。韓国の山ではビールなし焼肉が当たり前らしい。
私たちの山ご飯はカップ麺やアルファ米だった。荷物を軽くするのが第一だったので…。
周りの韓国人が見かねて?焼肉、キムチ、ツナ缶を恵んでくれた。
智異山縦走2日目。朝焼けと折り重なる山々が美しい。岩と紅葉のコントラストも美しい。
登山道はかなり整備されていて、標識もわかりやすい。
2日目はヨナチョン待避所に宿泊し、その翌朝はまだ暗い5時半に出発。下山後のバスに遅れないように。
夜が明けるとこの快晴!ここは三道峰(サムドボン)。三道峰は文字通り、三つの道(全羅北道、全羅南道、慶尚南道)の境にある。
縦走の終点は老姑壇(ノゴダン)1507m。この山頂付近は植生保護のため入山者の人数制限があり、入るためには入口でQRコードをスキャンする。そんなことも知らないでいたら、ソウルから来たというおじさんが、入口の機械でQRコードを取るのを手伝ってくれた。
「ノゴダンに登らなければ、ここまで来た意味が無い」のだそうだ。ソウルから観光バスが来るくらいの人気の場所のようだ。
ノゴダンはチョナンボン、パニャボンと合わせて智異山三大峰とされている。新羅時代の昔に遡る歴史があるらしい。
遥か遠くに出発点近くのチョナンボンが見える。
下山後はバスを乗り継いで釜山まで。ここは途中の求礼(クレ)バスターミナル。
乗り継ぎのバスを待っている間に下山メシ。韓国の食堂は頼んだもの以外に色々なキムチがついてくるので楽しい。
釜山に辿り着きました。バスターミナルのホットック、美味しかったです
最終日の朝は釜山のチャガルチ市場でカンジャンケジャンと鮑の刺身を堪能しました。
韓国の山は日本の山と似ているけど、ちょっと雰囲気が違う。山のルールもちょっと違うらしい。今回は山で2泊し、どっぷりと韓国の山に浸った感じです。何よりも心に沁みたのは韓国人の優しさでした。
by yumi
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